ご家庭の電気設備図解
配電線から分電盤まで
分電盤のしくみ
回路用ブレーカー以降(屋内配線)
分電盤の回路用ブレーカーから屋内配線により各部屋などに電気が供給させます。
単相3線式(図)の場合は、3本の線のつなぎ方により100Vと200Vの電気を使うことができます。
白線と赤線または黒線を使用すると100V、黒線と赤線を利用すると200Vの電圧が利用できます。
200Vタイプのクッキングヒーター、食器洗洗浄機、電気温水器などをご利用いただけます。
北海道の約半数のご家庭が単相3線式となっています。
単相3線式のトラブル ~欠相について~
欠相とは、3本の線のいずれかが断線することをいいますが、単相3線式の場合、中性線(白線)が断線すると異常電圧が発生し、100Vコンセントに接続されている家電機器が壊れることがあります。
断線の原因として考えられるのが、ブレーカーのネジの緩みですが、4年に1回実施される定期調査の際には、ブレーカー端子部の点検を行うことになっています。
分電盤の蓋を開け、漏電しゃ断器(分電盤内)銘版で、「単3中性線欠相保護付」の記載がない場合や、漏電しゃ断器自体の取り付けがされていない場合は、中性線欠相によるトラブルを防止するため、中性線欠相保護機能付き漏電しゃ断器の取り付けをお奨めします。
なお、工事等につきましては、最寄の電気工事店や「住宅電気保修センター」にご相談ください。